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学生さんと過ごす時間 part①

2012年10月31日(水)

このところ、『コンシェルジュのオリエンテーション・業務見学』として、
学生の皆さんと過ごす時間が増えています。

対象は、実習に来院されている学生の皆さんです。
ほとんどの場合が1~3名の少人数で、
半日ゆっくりと向き合うことができます。

医師を目指されている医学部1年生、または5年生。
救急救命士を目指されている大学の4年生。
診療情報管理士や医療事務を目指されている専門学校の2、3年生。
チャレンジワーク(職場体験)で来院された中学生。

その時間の雰囲気や内容は、学生の人柄や目指す職種によって様々、
学年によってもいろいろ、人によってそれぞれです。

どの方と接しても本当に充実したとっても良い時間になるので、
私はこのような機会を大切にしています。

例えば、先日チャレンジワークで来院された中学生。

看護の体験では”大変”と感じる場面を目の当たりにすることも
あったようですが、理想だけでできる仕事ではない看護師業務を
今の感性で捉える事が出来て良かったのだと思います。

彼女たちの感想は、「看護師の仕事には、思っていたよりも
たくさんの仕事があって本当に大変だと思いました。
でも憧れの仕事なので、看護師を目指して頑張りたいと思います!」
とキラキラした笑顔で答えてくれました。

コンシェルジュのオリエンテーションの時間は…というと、
少し緊張している彼女たちの様子を見ながら
色々と発言していただく時間を作り、
和やかな雰囲気作りを心がけました。

対象が中学生なので、相手に伝わるように、理解できるように、
心で感じていただけるように、しっかりと準備をして向き合いました。

時には、「この言葉の意味、わかるかなぁ?」と確認しながら。

”看護師になりたい”という夢を抱いている彼女たちに、
今だからこそ意識して欲しいことや大切なことを伝えました。

どんな風に伝わっているかはわかりませんが、彼女たちの純粋な心に
少しでも響くものがあったら良いな…と思っています。

また、彼女たちと一緒に過ごした時間は、
私にとっては間違いなくプラスになっています。

中学生らしい元気ハツラツな受け答えや、
医療の世界に触れていないからこその新鮮な反応は、
私にとっても新鮮でした。

発見や刺激がある出会いは本当に良い時間になりますね。

 

今回は、中学生と接して感じたことを記載しましたが
次回は他の学生さんのお話を紹介させていただきます!

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何気ない会話から…

2012年10月17日(水)

あたたかさや温もりを「伝えること」や、それを「感じること」は、
お互いの信頼関係や状況によって様々な方法があると思います。

当院に通院中の、ある高齢のご夫婦のやりとりから
長年の関係ならではの素敵な場面を見かけました。

 

ご主人は、週に1~2回リハビリに通院されています。

その際には必ず付き添いで一緒に来院される奥様。

本日、玄関先でお会いした時、
「こんにちは。今日もご一緒ですね。微笑ましくて元気をいただきます!」

私が声をおかけすると、照れくさそうに笑うご主人は
「わしの足が悪ぃけぇ、これ(奥様)は運転手じゃがな(笑)。」と。

そんな風に表現されるご主人の言葉に、
奥様はただにっこりとされるだけ。

でも、お二人から感じる雰囲気や空気感は温かい。

「リハビリでお越しですね、いってらっしゃいませ。」
そうお伝えして、お二人の背中を見送りました。

 

受付を済まされた後、ゆっくりと歩いてリハビリ室へ向かわれている時。

私も同じ方向へ用事があり、お二人の後ろを歩いていました。

聞こえてきた会話は…

ご主人: 「ここ(金田病院)に通いだして何年経つかなぁ?」
       もう十年以上経つじゃろう。」

奥様:  「あなたのおかげで、運転手も長くさせてもらったわ~。」

ご主人: 「二人じゃけぇ通えたんじゃ。
       一人じゃったら続かんかったじゃろぉなぁ。」

奥様:  「でしょう(^_^) でしょう(^_^)」

ご主人: 「思えば、最近は言い争いをすることもなくなったなぁ…。」

奥様:  「子どもも孫もみんな手が離れて、時間にも気持ちにも
       ゆとりができたからじゃなぁ。」

 

お二人は、私が後ろを歩いていることはご存じありません。

先ほどの会話が、こんな風に広がるなんて…
素敵なご夫婦です。

長年連れ添った奥様は、きっとご主人の性格も何もかもお見通し。

ご主人が私にお話しして下さった『運転手』の言葉は、
照れ隠しでもあり、奥様にしかわからない感謝の言葉。

奥様には最初からそれがわかっていたんですね。

あの時の”にっこり笑顔”は、奥様にとっても照れ隠しだったのかも…

そんなことを考えながらまたお二人の背中を見つめ、
私も心が温まりました。

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