« 2012年8月 | トップページ | 2012年10月 »

「おすそわけ。」

と言って、私の手に飴を握らせて下さったAさん。

定期的に外来通院されている方で、
いつも気にかけて声をかけてくださいます。

「”おすそわけ” ですか?何か良いことがあったんですか(^_^)?」
私がお尋ねすると、

「そう、おすそわけ。
 ここに入院中、同じ病室でとっても仲良くなったお友達がいてね、
 退院以来すごく久しぶりに、今日ここで偶然会ったのよ。
 もぉ~嬉しくってねぇ~!!!

 これはね、入院中に二人で良く一緒に食べた飴。
 私にとっては思い出の飴。
 さっきお友達と『懐かしいわね。』って一緒に食べたの。

 だから嬉しい気持ちを細田さんにも分けてあげたくなってね。
 押しつけがましくってごめんなさいよ。
 おばあちゃんのわがままと思って、もらってちょうだい。」と。

「ありがとうございます。
 思い出の味、私もいただきますね!」

入院されている方、通院されている方、お一人おひとりに
大切なエピソードがあるんだなぁ、と改めて感じる出来事でした。

 

Aさんといえば…
Aさんの言葉には魔法があります。

例えば、声をかけてくださる時の言葉。

「いつもありがとう。 元気?」
「いつもありがとう。 変わりない?」
「頑張ってるね。 いつもありがとう。」

必ず「ありがとう」の言葉が添えられています。
そんなあたたかい言葉と必ずセットになっているもの…
それが笑顔です。

Aさんの言葉と笑顔はいつも素敵です。
70歳代後半のAさんの手やお顔のシワは、
何とも言えない柔らかい雰囲気で深みもあり、私は大好きです。

 

言葉も笑顔も、その人の経験や想いから表現されるもの。

たくさんの方に出会える毎日を、
大切に過ごしていきたいと思う今日この頃です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年8月 | トップページ | 2012年10月 »