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心が和む小さなスペース ご紹介。

2009年7月30日(木)

 

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こちらは当院の外来にある休憩室です。

ご覧のように小さなスペースではありますが、ご利用の皆さまにとっては ホッと落ち着く…心が和む…そんな場所となっています。

その理由は 壁に飾られている『絵手紙』 。

 

絵手紙ならではのあたたかくてやわらかい雰囲気。

一枚一枚に添えられている優しくて心に響くお言葉。

心地が良いですね。

 

そんな素敵な作品をボランティアで当院に届けてくださっている方は、岡山県真庭市在住の 杉 澤子(すぎ さわこ)さんです。

杉さんは1993年にリウマチを発症、当院に約2ヶ月入院されていました。当時は痛みが強く、鉛筆やボールペンを持つこともできなかったといいます。そして自宅療養中に絵手紙と出会い「筆なら持つことができるかもしれない」と、独学で始められました。

集中することで痛みを忘れ、何よりも絵手紙を描くことの楽しさや喜びが杉さんご自身の意欲につながったと話してくださいました。

 

そして、絵手紙を始めて約1ヶ月。

杉さんのご病気を心配されていたご実家のお母様に安心してもらいたい、「頑張っているよ、大丈夫だよ。」との想いを込めて絵手紙を送られるようになりました。

しばらくしてお母さまがご病気になり、当院の訪問看護を利用されるようになりました。なかなか外に出られないお母さまのために、季節を感じることのできる草花を描いて送り続け、その数は1千通を超えていたそうです。

その中から、作品集 『痛みを友に 母に届けた1千通』 を2003年に自費出版され、2004年には文芸社より出版されました。

 

日本絵手紙協会や金田病院へのボランティアも含め、今でも毎月約150枚の絵手紙を描かれているとのこと。

現在も当院への通院をされているので、150枚とお聞きしたときには驚きました。

しかし杉さんは…「負担に感じたことは今までに一度もないですね。」と笑顔でおっしゃいました。

”楽しい” ”喜び” ”意欲” そんな前向きな想いが、絵や言葉で表現されて素敵な作品になるのでしょうね。

 

私を含め、絵手紙を楽しみにされている方や絵手紙から元気をもらっている方は多くいらっしゃると思います。

季節や旬に応じて取り替えてくださっているので、絵手紙を見て「ふきのとう…もう春なんだな。」、「いちごが旬の季節になってきたなぁ。」と感じることもあります。 

そんな杉さんの感性がいっぱいに詰まった素敵な絵手紙を、今後はホームページの「コンシェルジュ日記」内で紹介させていただきたいと思います。

ご覧いただいた皆さまの心にも 何か響くものがあるのではないでしょうか…

 

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我が家

2009年7月14日(火)

毎週1~2回通院をされているAさん。(80歳代の方)

通院の手段は、ほとんどの場合がタクシーで お一人で来院されています。

片道30分ほどかかる距離で、決して近くも安くもありません。

 

玄関を入るとすぐに声をかけてくださるAさん。

時にはしんどいご様子のときもありますが

「おはよう。また来たで。今日もよろしく頼むで。」

と変わらぬ笑顔を向けてくださいます。

 

Aさんの院内での滞在時間は、治療の関係で毎回6時間前後…長いときには7時間を超えることもあります。

長い長い時間です。

Aさんにとって、少しでも身近な存在に感じていただけるように、そして少しでもAさんに頼っていただけるように、昼食の時間や治療の合間などにはできるだけ声をおかけするようにしています。

 

本日 昼食をとられていたAさんに声をおかけしました。

私: 「Aさん、いつも長いお時間になって大変ですね。

今日もまだもう少しお時間がかかりますが体調はいかがですか。」

 

Aさん: 「ありがとう。(体調は)変わらんで、大丈夫じゃ。

看護師さんもなぁ、いっつもほんまに良くしてくれるんじゃ。

我が家に帰ってくるような気持ちで通院させてもらようるんで。」

 

Aさんのお言葉にハッとしました。

私はAさんにとっての通院は ”大変” や ”苦痛” を伴うものだと思っていました。

確かに ご高齢のAさんにとって、お一人での通院というのは大変なこともたくさんあると思いますが、共感の姿勢として「大変ですね」と声をおかけするのは違っているのではないかと気付きました。

その後も5分ほどお話をさせていただき、Aさんのお姿やお言葉はいつも前向きで、そんなAさんに たくさんの気付きと元気をいただくことができました。

 

”我が家” の温かみは職員の一人ではなく、病院全体での雰囲気だと思います。

これからもずっと ”我が家に帰ってくる” と感じていただいたAさんのお気持ちを大切に、心を込めて対応させていただきたいと思います。

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ホスピタリティ

2009年7月8日(水)

昨日の七夕、多くの方が夜空を眺められたのではないでしょうか。

こちらは厚い雲に覆われて、残念ながら天の川を見ることはできませんでした。

皆さまの地域ではどのような夜空が見られたのでしょうか…。

 

本日はAさんの付き添いで3歳のお孫さんも一緒に来られました。待ち時間に声をおかけすると、きらきらと輝く瞳で 七夕のことをお話してくれました。

「あんな(あのね)、あんな、昨日な、お星さまが見えんかったけどな、おりひめさまとひこぼしさまにいっぱいお願いしたんで!!

あんな、あんな、おばあちゃん(Aさん)がお薬を飲まんでもよくなりますようにってお願いしたんで!!」

 

隣にいらっしゃるAさんはとっても嬉しそうにされていました。

お孫さんは他にもたくさんのお願いごとをされたようです。そのお願いごとはどれもご家族のことばかり。

「おじいちゃんの背中が真っすぐなりますように。」

「おかあさんが上手に自転車に乗れますように。」

「おとうさんが…。」 「おにいちゃんが…。」

「もう一つ、おばあちゃんのも…。」

純粋な心で本当にご家族のことを大切に想っているからこその願いごと。

きっと大好きな大好きなご家族の喜びや幸せがBちゃん(お孫さん)の幸せなのでしょうね。

 

『相手の喜びが自分の喜び』

このことは私たちの仕事の上でも大切なことだと思います。

『ホスピタリティ』ですね。

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生まれ変わりました。

2009年7月3日(金)

長年、ご来院の皆さまと私たち職員を支え続けた外来フロアにある待合の椅子が…今週から新たに生まれ変わりました。

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とっても気持ちが良いですね。

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今までの椅子に比べて一人分の幅が広がり、ゆったりと座っていただけるようになりました。

ご利用の皆さまからは「座り心地が良いね。」、「明るくなって気持ちが良いね。」と嬉しいご感想をいただいています。

 

新しくなった椅子の心地良さや明るさに負けないよう、私たちも心込めた対応で皆さまに心地良い空間をお届けできるようになりたいと思います。

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