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輝く笑顔

2009年1月29日(木)

玄関先でいつも車いす移乗のお手伝いをさせていただいているAさんが来院されました。

Aさんのお車が見えたので 私は車いすをご用意してそばまで行きました。

すると、お車の中からAさんが にこにこされながら ”車いすはいらない” と身振りで伝えてくださいました。

私が 『?』 と思っていると、Aさんは両手に杖を持ち、ゆっくり ゆっくりと歩き始めました。

 

約3年前、私がAさんに初めてお会いしたころは、片手に杖を持ってお一人で歩かれていました。その後、お一人での歩行が少しずつ困難になり 数ヶ月前のご入院をきっかけに、車いすを利用されるようになりました。

来院時にAさんのお手伝いをさせていただくと、その度に 「いつもごめんなぁ、ありがとう。」 と言われていました。

そんなAさんが 今お一人で歩かれています。

ご家族の方に見守られながら、本当に良い表情で自信たっぷりに歩かれています。

私は驚きと喜びで胸がいっぱいになりました。

 

ご家族の方にお話を伺うと、退院後からデイサービスに通い始めてから 生活の様々な場面で意欲的になり、歩行に関しては、少し前から 「病院に歩いていきたい!」 (院内で歩く)という目標を持つようになったとのこと。

デイサービスでのリハビリと 家で歩行する機会を増やし、ご家族の協力があって少しずつ歩けるようになったと、Aさんは本当に嬉しそうに話してくださいました。 

Aさん: 

「病院でお世話になった人に見てもらいたいんですよ。」

そう言われたと同時に、一人の看護師の方が Aさんのお姿に気付きました。

看護師:

「うわぁ~

Aさん、ずいぶんお元気になられて!!

今日は車いすではなく、お一人で歩かれているんですね!!」

驚きと喜びで看護師の方も駆け寄ります。

 

検査などで少し長い距離を歩かれるときには体力・安全面から車いすを利用されましたが、Aさんが歩かれている姿は 私たちに元気を与えてくださいました。

「これからも頑張るで。」

と言われたAさんの表情は 今までにないくらいに明るく、笑顔が輝いて見えました。

目標は ”歩いている姿を病院の人に見て欲しい” ということ、そこにAさんのお気持ちを強く感じることができ、嬉しく思いました。

 

Aさん、ありがとうございます。

Aさんの笑顔は ご家族の喜び、私たちの感動、そして元気につながっています。

これからも応援しています。

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『防ぐ』を目指して

2009年1月27日(火)

当院への受診は数年ぶりといわれる方からお尋ねをいただきました。

「すいません、

私は今日 内科の診察に来ているんですが、私より後から来られた方が先に診察に呼ばれています。

これはどういうことなんでしょうか。受付はどのようになっているんでしょうか。」

 

その表情から読み取れるお気持ちは、今の状況が理解できず 不快に感じていることに間違いありません。

すぐに  こちらの方の受付状況や受診科の進行状況、待ち時間などをお調べして できるだけ正確な情報をお伝えしました。

当院の予約診療システムについてなども含めて様々なお話をさせていただき、不快だったご様子にも少しずつ変化があり、笑顔でお話をさせていただくことができました。

そして診察室から出られたところを再度声をおかけし、次回の受診予約をお取りしました。 

 

「いろいろとありがとう。

病院の流れが理解できないうちは、診察の順番や周囲の動きが気になっていましたが、説明をしてもらって 流れが見えるようになると気持ちが全然違いましたよ。

次回の予約もできたので助かりました。」

と、お帰りの際に声をかけてくださいました。

ご迷惑をおかけしてしまったことに変わりはありませんが、その穏やかな表情がとても印象的で、納得していただくことができて良かったと 心から思いました。

 

このように、こちらの説明不足や確認不足によって 相手の方が疑問に感じたり不快に思われるような出来事はたくさんあると思います。

また同時に、こちらの説明や確認を事前にしっかりしておくことで 相手の方が疑問に感じることや 不快な思いをされるのを防ぐこともできるのだと思います。

 

起きたことへの”対応”も大切ですが、起きる前に”防ぐ”対応を目指していきたいと思い、大変勉強になりました。

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気付きへのヒント

2008年1月16日(金)

大変勉強になる出来事がありました。

当院への受診は数年ぶりといわれる ご高齢のご夫婦が来院されました。私がお二人にお会いするのは初めてのことです。

受診されるご主人は半身に麻痺があります。私は玄関先で 車(タクシー)から車いすに移乗される際のお手伝いをさせていただきました。

車いすを差し出す方向や距離、体を支える位置やタイミングなどを考えながら「~することができますか。」、「~させていただいてもよろしいでしょうか。」とお尋ねしながらお手伝いをさせていただきました。背が高くて体格のいい方でしたが、比較的スムーズに乗り換えることができました。

 

その後、奥さまから声をかけていただきました。

「いつもは私が介助しているんですけど、今日のようにスムーズにはできません。もっと力が要りますし、もっと大変なんです。

何が違ったんでしょうか。」

とのことでした。

そこで、ふだんの介助のご様子をお聞きしたり ご主人のご意見をお聞きしました。お話の中から、お手伝いについてのヒントをいくつか見つけることができました。

■ 奥さまがご主人の体を抱えるようにして移乗していることで、奥さまにご主人の体重が大きくかかっている

■ ご主人は体を抱えられることで身動きがとりにくくなり、奥さまに全ての流れを任せるようになっている

■ お互いに”いつもの方法”と思っていたので、違う方法があることや 方法によって負担が変わることに気付かなかった

ということがわかりました。

 

私がお手伝いをさせていただいた方法は、以前 当院のリハビリテーション科スタッフに教わった方法です。教えていただいたときには、私にとっては初めて知ることばかりで「こんな方法があるんだ!」と驚いたことを覚えています。

正しい知識や技術は、教えていただかなければ なかなか自分で気付くことはできないものだと思います。

今回のように、私の行動が気付きにつながったことを嬉しく思いました。

また、お二人にとってどのような方法が良いのかを考えるきっかけにもなり、ご主人と奥さまがお互いに思いを伝え合いながらお話ができたことも 本当に良かったと思います。

 

そして、私にとっては お二人との新たな出会いの場となり、大変嬉しく思いました。大切にしていきたいと思います。

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「納得の 安心医療を 真庭から」

2009年1月9日(金)

当院のホームページに「平成21年 標語」が掲載されているのにお気づきでしょうか。(写真の上に掲載)

当院では、毎年 標語を掲げています。

この標語は職員の誰もが一人5点まで応募することができ、厳正な審査によって選ばれています。今年もたくさんの応募作品の中から 平成21年の標語が決まりました。

入選採用作品はこちらです。

 

「納得の 安心医療を 真庭から」

 

受け止め方はそれぞれで異なるかもしれませんが、こちらの標語を目にしたとき 私は3つのキーワードが浮かびました。

① 納得  ② 安心医療  ③ 真庭(地域)

標語そのままなのですが、そのどれもが欠かせないことだと思いました。

 

① 何事においても相手の方に納得していただけるように努めることが大切です。

② 職種によって”安心”の表現方法は異なりますが、かたちにすることが大切です。

③ 病院という組織の中で、個人で取り組むのではなく 輪になって取り組むことが大切だと思います。それと同じように、真庭という地域全体で 納得の安心医療をお届けすることが大切なのではないかと思いました。

  

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 (院内の様々な場所に掲示されています)

 

 

 

例年では佳作は2点まで選ばれるのですが、今年は同票が多く どれも素晴らしい作品で選びきれなかったということで5点が選ばれました。

そのほとんどに「安心」という言葉が使われていました。また その他の作品にも「安心」、「信頼」、「チーム医療」などの言葉が多く使われていたようです。

私たちが目指すところは ”安心”や”信頼” なのだと改めて感じました。

 

安心や信頼をかたちにする方法は、医療技術の他にもたくさんあると思います。挨拶や笑顔もその一つだと思います。

こちらが伝えなければ 相手に感じていただくことはできません。

一つひとつを見つめながら 考えながら、皆さまに納得の安心医療をお届けできるようになりたいと思っています。

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あけましておめでとうございます。

2009年1月5日(月)

新年あけまして おめでとうございます。

本年もより一層のご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

 

さて、金田病院では本日より通常診療が開始しています。

2009年の仕事始めにあたって、互礼会が行われました。

勤務開始前に 大会議室に職員が集まり、金田院長より年頭の挨拶がありました。

世界情勢がますます厳しさを増す中、職員が一丸となり大きな力に変えて乗り越えていかなければならないと 強く感じました。

私も目の前にある”できること”から一歩ずつ取り組んでいきたいと思います。

 

新しい年が皆さまにとって幸せな年になりますすように…

 

下の写真は、院内に入ってすぐにある一角です。

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お正月らしく 上品でとても素敵な生け花です。

多くの方が足を止めてご覧になっていました。

ある方のご感想ですが 「落ち着くなぁ。」 と一言。

 

本年も『安心』を目標に、笑顔と心のある対応を心がけていきたいと思います。

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