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病棟の看護師長より。

2008年10月29日(水)

病棟の看護師長より連絡をいただきました。

「お話をお聞きして欲しい方(ご入院中のAさん)がおられるので、時間の都合がつく時に お部屋へ伺ってもえらえませんか。」

内容をお聞きすると ”Aさんは、看護師がお部屋に伺うたびに 金田病院への想いや愛情をたくさん話してくださるので、ゆっくりとお話をお聞きできる環境をぜひ作りたい” ということでした。

そして 「コンシェルジュのこともお話しされているから、私たち看護師よりも細田さん(私)が伺ったらきっと喜ばれるよ。それに、細田さんにとっても良い勉強になると思うよ。」 と、アドバイスをいただきました。

 

現在ご入院中のAさんは、外来受診の際には必ずお話しをさせていただいている方です。

Aさんにお会いできること、外来とはまた違った雰囲気の中でお話しができることなど、私にとっても お部屋に伺うのが楽しみでした。

 

トントン。

「Aさん、こんにちは。」

 

「あら、細田さんじゃが!!

まぁ~よく来てくださいました。 嬉しいわぁ~。」

読書をされていたAさんは手を止めて 満面の笑みで迎えてくださいました。

 

「調子はいかがですか?

Aさんの ご入院中のお話をお聞きできればと思い、おじゃまさせていただきました。」

 

お話はすぐに始まり、ご入院中の出来事や当院への想いを 本当にたくさんお話しして下さいました。

その一部をご紹介させていただきます。

 

「看護師の皆さんは 外来でも病棟でもとってもていねいで親切に対応してくれるから感謝しています。

それに、先生も看護師さんも私たちの目線でお話をしてくださるから、話しかけやすくて相談しやすいです。

 

外来では、あなたにいつも気にかけてもらって嬉しく思っているんですよ。

今日、しっかりお話ができて良かったぁ。

本当にありがとね。」

 

Aさんが外来受診された時にはいつもお話をさせていただいていますが、今回のような想いをお聞きしたのは初めてだったので、とても感動しました。

病室へ伺い、ゆっくりとお話ができる環境だったことも大変喜んでいただくことができました。

また 私にとってもAさんと向き合うことのできる大変良い時間となり、Aさんとの距離が少し縮まったように感じています。

 

Aさんは順調に回復され、ご退院できる日も近いと聞いています。

外来でAさんの笑顔にお会いできる日を心待ちにしています。

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「良いお仕事ですね。」

2008年10月22日(水)

当院で実習をお受けしている学校の先生より、大変嬉しいお言葉をいただきました。

 

「コンシェルジュって良いお仕事ですね。

以前 ホームページのコンシェルジュ日記に、実習中のとても 良い記事を掲載してくださってありがとうございました。(H20年8月1日 記載)

学校でもプリントアウトして、学生のみんなで見せていただいたんですよ。

金田病院で実習をさせていただいた学生はみんな、病院の印象を『あたたかい病院です。』と伝えてくれます。 学生にあたたかさが伝わるということは、絶対に患者さんにも伝わっていると思います。 

私たちも学生も 大切なことを たくさん勉強させていただいています。」

 

このようなお言葉をいただきました。

実習が終わられてからのご様子をお聞きすることができ、大変嬉しく思いました。

誠にありがとうございます。

 

ご来院の皆さまから お声をかけていただく機会が増えるに連れて、コンシェルジュという仕事への喜びと責任を感じています。

今後もより一層の勉強を重ね、皆さまに安心を感じていただきたいと思っています。

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一本のお電話

2008年10月20日(月)

本日は、Aさんごご夫婦の受診日です。

朝、奥さまからお電話をいただきました。

 

「今日の11時ごろ二人で診察に行きますから、またいつものようにお世話をお願いしますね。」

 

ご来院の際には、車いすなどのお手伝いをさせていただくわけではなく、ご相談やお尋ねなど 状況に応じて対応をさせていただいています。 来院時には必ず声をかけてくださるAさんご夫婦ですが、お電話をいただいたのは初めてのことです。 

何かお変わりがあったのではと心配しましたが、 玄関先に見えたのはいつもとお変わりないお二人の姿でした。

そして こおのように声をかけて下さいました。

 

「おはようございます。いつもありがとうね。

今朝は電話までしてごめんなさいね。

あなたがいてくれると思うと安心して病院に行けるから、私たちが受診することを伝えておきたくてね。」

 

とのこと。

お二人にとって、コンシェルジュの存在が ”安心” につながっていることや、頼りにしてくださっていることを肌で感じ、心から嬉しく思いました。

ご来院の間は今までと同様の関わりをさせていただきました。その中で繰り返される「ありがとう、ありがとう。」のお言葉は、本当にあたたかいです。

私が席をはずしている際には受付スタッフが対応をさせていただき、お二人からは「みんなに優しくしていただくから安心して通院できますよ。」とのお言葉をいただきました。

コンシェルジュと受付スタッフとの連携が さらに深い ”安心” へとつながっていることを感じました。

 

今後も密な連携で 皆さまとの関係を築いていければと願っています。

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私にできること

2008年10月10日(金)

外来フロアのソファーに横になっている方がおられ、声をおかけしました

私:「いかがなさいましたか。ご気分が悪いのでしょうか。」

受診者:「腰が痛くて座っていられないんです。」

と言われました。

ベッドでお休みいただくことをご提案しましたが ”お迎えを待っているため、この場所を離れることができない。場所を移動すると、自分も相手も不安に思うから動きたくない。” とのこと。

そこで、痛みを少しでも軽減できればと思い クッションをご用意して腰の下に敷いていただきました。

「クッションがあるだけで、ずいぶん楽になりました。」

と喜んでいただくことができました。

 

お帰りの際に このように声をかけていただきました。

「さっきはありがとう。

痛みが和らいだことも嬉しかったけど、何より感動したのは 私のことを気にかけてくれたこと、声をかけてくれたことです。

本当にありがとうね、ありがとうね。」

 

硬かった表情が次第に柔らかくなり、笑顔でいただいた「ありがとう」のお言葉。

少しでもお役に立てたことを嬉しく思いました。

これからも、私にできることを考えながら対応させていただきたいと思います。

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”聞いてください、看護婦さん”

2008年10月7日(火)

今朝、看護部長から1枚の紙をいただきました。

そこには このように書かれていました。

 

**************************

 

 ”聞いてください、看護婦さん” 

 

ひもじくても、わたしは、自分で食事ができません。

あなたは、手の届かぬ床頭台の上に、

わたしのお盆を置いたまま、去りました。

その上、看護のカンファレンスで、わたしの栄養不足を、議論したのです。

 

のどがカラカラで、困っていました。

でも、あなたは忘れていました。

付き添いさんに頼んで、水差しをみたしておくことを。

あとで、あなたは記録につけました。

わたしが流動物を拒んでいます、と。

 

わたしは、さびしくて、こわいのです。

でも、あなたは、わたしをひとりぼっちにして、去りました。

わたしが、とても協力的で、まったくなにも尋ねないものだから。

 

わたしは、お金に困っていました。

あなたの心のなかで、わたしは厄介ものになりました。

 

わたしは、1件の看護的問題だったのです。

あなたが議論したのは、わたしの病気の理論的根拠です。

そして、わたしをみようとさえなさらずに。

 

わたしは死にそうだと思われていました。

わたしの耳が聞こえないと思って、あなたはしゃべりました。

今晩のデートの前に美容院を予約したので、

勤務のあいだに、死んでほしくはない、と。

 

あなたは、教育があり、りっぱに話し

純白のぴんとした白衣をまとって、ほんとにきちんとしています。

わたしが話すと、聞いてくださるようですが、耳を傾けてはいないのです。

 

助けてください。

わたしにおきていることを、心配してください。

わたしは、疲れきって、さびしくて、ほんとうにこわいのです。

 

話しかけてください。

手をさしのべて、わたしの手をとってください。

わたしにおきていることを、あなたにも、大事な問題にしてください。

 

どうか、聞いてください。看護婦さん。 

 

************************

ルース・ジョンストン

(American  Jurnal  of  Narsing  1971年2月号より)

”聞いてください、看護婦さん” は『人間対人間の看護』で著名なジョイス・トラベルビーによって紹介されました。

 

 

看護師の方は学生時代に教わったり、何らかの機会に耳にされるなど ご存知の方も多いようですが、私は今日 初めて知りました。

読み終わったあとの感情を 今どのように表現すればいいのか…適切な言葉が思い浮かびません。

感動的であり… 衝撃的でもあり…

詩の内容が心に響きます。

 

看護部長が私に このような言葉を紹介してくださったのは、病室訪問がきっかけでした。

退院前の病室訪問で私がいただくご意見の中には、 『痛い(しんどい)からこそ、ほんの少しのことが一人ではできなくて困ったこと』 や 『痛い(しんどい)からこそ、ほんの少しのことを看護師に手伝ってもらって助かったこと』 など、私たちの喜びや気づき、そして改善になるようなご意見を多くいただきます。

そのようなご意見を聞かれながら ”聞いてください、看護婦さん” を思い出されたそうです。 

 

病院への通院や入院をされる方は、ご自分やご家族の病気に対して、生活に対して、心に対して とても敏感に感じていらっしゃることがわかります。 

私は ふだんお気持ちをお聴きすることを心掛けていますが、それと同じように私の気持ちも見られているのだと、詩を読んで気づくことができました。

私は、「ちょっと すみません。」 と声をかけていただくことが多いのですが、その言葉の中には たくさんの気持ちが込められているのだと、詩を読んで気づくことができました。

 

『心』 のある対応を忘れないよう、今一度 コンシェルジュとしての自分自身を見つめ、お一人おひとりのお気持ちをお聴きできるようになりたいと思いました。

 

”聞いてください、看護婦さん”

この詩をご存知だった方、そうでない方、

皆さんはどのように感じられたでしょうか…

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季節の移り変わり

2008年10月1日(水)

早いもので今日から10月ですね。

事務部のスタッフは衣替えをしました。

 

院内のあちこちから聞こえる会話。

「おぉ、制服が変わったんじゃなぁ。

 もう10月かぁ…早いなぁ…。」

と、ご来院の皆さまや院内スタッフから度々声をかけていただきます。

そして天候や行事、景色などについての会話が膨らみ、季節の移り変わりを感じながらお話をさせていただいています。

 

お一人おひとりとの会話や関わり、そして出会いを大切にしていきたいと感じる今日この頃です。

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