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気持ちが和らぐ時間

2007年9月4日(火)

 タクシーを利用して定期的に受診されている方のお言葉です。

「私は 車いすを使っているわけでもないし、タクシーの乗り降りで誰かの手を借りないといけないという状態でもないです。 それなのにあなたは いつもお出迎えをしてくれますね。 とっても気持ちが良いです。

 車を降りて受付カウンターに着くまで、ずっと付き添って、いろんなお話をしてくれるので、私にとっては気持ちが和らぐ時間になっているんですよ。

 他の病院と比べると、病院にあなたのような役割をしている人がいることは、大きな違いだなーと感じるけど、違和感がないですよ。ありがとうね。」

 病院にコンシェルジュがいることを ”違和感” と感じる方も多くいらっしゃったスタート当初を振り返り、本当に嬉し思いました。 皆さまとの このような会話やお言葉の一つひとつから、多くの元気をいただいています。

 いつも元気をいただき、ありがとうございます。

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『ありがとう』の重み

2007年8月30日(木)

 ご高齢で目のご不自由な方が来院され、お手伝いをさせていただきました。その際に いただいたお言葉です。

「私はね、目が見えないから たくさんの人の手を借りなければ生活できません。 歩く・食べる…全部 自分でできるけれど、どれも一人ではできません。この意味がわかりますか?」

 私は言葉に詰まってしまいました。そして次に このように言われました。

「体は動くから、歩いたり 食べたりすることは自分でできるんです。でもね、どれも その過程が一人ではできないんです。 歩く時には『右に曲がる』 とか『左に看板がある』って教えてもらっているし、食べるときには『ここにお茶碗があるからね』とか『今日のおかずはね…』って教えてもらっています。 こんな風に ほんの少しのことでも人の手を借りているんです。だから私は、いつもみんなに感謝しています。

その感謝の思いを伝える手段は、私には『ありがとう』の言葉しかありません。人に ありがとう を伝えることは 一日に何十回も何百回もあるけれど、『ありがとう』を言ってもらうことは あまりありません。  私は、人に何もしてあげることができないのかな…と思うことさえあります。

 でも今日、金田病院に来ると看護師さんに採血で手を出すと『ありがとうございます』と言われ、採血が終わると『ありがとうございました』と言われました。採血をしてもらうことは病院では当たり前のことですよね。 その当たり前のことをした私に対して『ありがとう』を言って下さったんです。 

 きっと、病院のみなさんが 感謝の気持ちをたくさん持っているのでしょうね。なかなか出来ることではないと思います。その気持ちを大切にして下さいね。」

 私は このお言葉に感激しました。決して私では感じることのできない『ありがとう』の重みがあるのだと感じました。

 私は、感謝の気持ちは何よりも大切で大きな力を持っていると考えています。その気持ちが表面的にならないよう心の込もったありがとうを 自然に伝えられるような女性になりたいと強く思いました。

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同じ方向性に向かって。

2007年8月29日(水)

 当院の看護師から、貴重な言葉をかけてもらいました。

「あなたは看護師ではないからこそ、病院に必要なポジションにいると思う。

もし、看護師が同じようにコンシェルジュになったとしても、私たちは  ”患者さま” として接してしまうと思う。 もちろん、看護師である私たちも ”お客様” という気持ちで接することが大切だけどね。  それに きっと、患者さまにとっても、相手が看護師だと 気持ち的にも どこかかまえてしまうのかもしれないね。

病院で 患者さまから頼られている人が、ドクターでもなく看護師でもでもないというのは、私たちにとっても誇りですよ。頑張ってね。」

私は、驚きと嬉しさでいっぱいになりました。  病院では専門的な知識や技術が求められたり、迅速な対応や適切な判断が求められることも多くあります。   私が そのような場面に出会ったときには 「私が看護師だったら、もっと違ったお手伝いができていたのかもしれない」などと感じることもありました。  気持ちのどこかでそのように感じていた中でかけてもらった この言葉は、私にとって どれだけ嬉しかったか…自信を持つことができたか…。

 『院内のスタッフが同じ方向性に向かって共感してくれている』 という このことほど力強いものはないと思います。

今後もご来院の皆さま、またスタッフからも頼っていただけるような存在として、病院でのコンシェルジュの役割を 共に築いていきたいと思っています。

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